
旧暦9月9日、瀬戸内町の諸鈍集落で「諸鈍シバヤ」が行われました。
昨日の投稿の続きで本日は第二部をお届けいたします。
諸鈍シバヤとは、平安時代壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた、平氏の平資盛(たいらのすけもり)が遠い遠い奄美地方まで逃げ込み、住民との交流を深める為に芸能を披露したのが始まりと言われています。
国指定の重要無形民俗文化財に指定されており、「大屯神社祭(おおちょんじんじゃ)」の中で演じられています。
そんな諸鈍シバヤの第二部が始まる前に、地元集落の方々による土俵入りが行われました。
土俵の周りを唄を歌い踊りながら一周します。




肩にかついでいるのは、「力飯(ちからめし)」と言ってその名の通り、食べると元気が出るそうです。
なんとこの「力飯」見学しているみなさんに配り始め、私も一つ頂きました。とっても美味しかったです☆
土俵入りの後は、将来の諸鈍シバヤを引き継いでいくであろう地元の子供達によるミニ劇場が始まりました!!

これがまた可愛いんです!! 多くの観客の前でも緊張することなく、のびのびと演技をしていました。


衣装も演技も大人顔負けの出来栄えです。

そこで、突然イノシシにが襲ってきます!!

男の子たちが追いかけまわし、退治しています。
みんな息を飲んで勝負の行方を伺います。

男の子達が無事、退治してくれました

怖かったね〜

会場は割れんばかりの拍手

こんな真剣に演技をしてくれる子供達がいたら、将来の諸鈍シバヤもきっとずっと引き継がれていくはずです。

その後、諸鈍シバヤの第二部が行われました。
シシキリ
1人の美女が野原で踊り浮かれているところを、突然シシが現れて襲いかかる。そこで狩人が登場し、シシを退治する寸劇です。

シシの登場です。
とってもリアルで、美女にバレないように観客席の脇から突然登場しました!

本当に獲物を襲いかかるように隠れながら、そろそろと近づいて行きます。

砂埃も舞うような迫力の演技!!
あわや!というところで狩人が登場し、シシと戦います。



取っ組み合いをするなど本当に戦っているようです。



最後には、イノシシの急所を突き、若い衆を呼んで運んでいきました。
この「シシキリ」は今までの演目とかなり様子が異なり、ダイナッミックな演技と、わかりやすい内容で、きっと昔から多くの観客を沸かせていたんだと思います。
ダットドン
自分の琵琶がすり替えられているのに気がついた座頭が琵琶の音が聞こえてくる川向こうに渡ろうとする様子をユーモラスに演じる踊りです。



琵琶を無くした座頭さん、なんだかかわいそうでした。
カマ踊り
今年の豊作を感謝し、来年の豊作を祈願する意味で両手に木製のカマを持って踊ります。


タマティユ
諸鈍シバヤ唯一の人形劇。
大蛇が現れるとタマティユ(玉露)は屏風の中に隠れるという素朴な人形芝居。
白くお化粧をした美女はこれからどこに行くのでしょうか。

ルンルン♪踊っていると木の隙間から大蛇の尻尾がゆらゆらと

次の瞬間には、大蛇が顔を覗かせます。あわてて美女は屏風の中に隠れます。 これを三回繰り返す人形芝居です。

タカキ山
諸鈍シバヤの最後の出し物で打ち止めにふさわしい明るさと躍動感に満ちた踊りです。これも豊作を祈願する踊りと言われています。





以上、11演目で諸鈍シバヤは終了となりました。
約800以上前から続く芸能が、今でもこんな形で見ることができてとても嬉しい気持ちになりました。
きっと平資盛も、今でもこういう形で伝統として残っていくだなんて思ってなかったのかもしれません。
これからもこの大切な伝統芸能を残して行って欲しいと切に願います。
それにしてもこのブログを書いてみて「諸鈍シバヤ」に関する資料があまりにも少ないことには驚きました。
演目の前にこれから、どういうことをするのか少しだけアナウンスがあるのですが、そのアナウンスから内容を察することが難しく、また演技をする方の衣装の意味や、道具など奄美に古くから伝わる道具とはかけ離れたものが多いため、最後まで謎のままでした。
少しだけ、動画も撮ってみました。
諸鈍シバヤ スクテングヮの様子
集落の皆様、本日はありがとうございました!!
とっても貴重な経験をさせていただきました。
神社内の様子

平資盛は和歌に優れていたようです。 このカケロマの綺麗な風景をみて何を思っていたのでしょうか。

また、諸鈍長浜は「男はつらいよ」のロケ地としても有名です。

大きなデイゴ並木あり、風情豊かな場所です。

諸鈍シバヤは島の暮らしや人の営みを次世代へ引き継いでいきたい100景の一つとして国土交通省の「島の宝100景」にも認定されています。
諸鈍集落以外にもカケロマ島には綺麗な海と大自然がとても多く残っている島です。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか

諸鈍集落アクセス
古仁屋発フェリー フェリーかけろま(生間行き) 大人往復 500円
海上タクシーのチャーターも可能とのこと 片道2500円。 大勢で乗るとフェリーより安くなる可能性があるかもということでした。
生間港-諸鈍集落 フェリー発着時間に合わせてバス運行 大人110円 (所要時間3分ほど)
徒歩でも一山越えるだけですので行けます。(所要時間10〜15分ほど)
また、諸鈍シバヤ当日は、祭の終了時間に合わせてフェリーかけろまが増便となっており16時30発のフェリーが臨時便として運行されていました。
(大屯神社祭 開催時間 13:00〜16:00)
*参考 説明文は瀬戸内町ホームページの諸鈍シバヤを参考にしております。
がじゅMarine Facebook始めました。ファンページへのいいね!でがじゅMarineからの情報をget!