
関西で、三味線を一から手造りで作っている方がいらっしゃるということで、先日お会いしてきました。
一つ一つのパーツを切り出しから加工、磨き、塗装、取り付けまで全て一人で作り出す川井さんは今年で79歳。
瀬戸内町の出身ということもあって趣味で三味線作りを始め、今までに作り上げた三味線の数は40棹以上とのこと。
案内された倉庫には三味線がズラズラと...


若い頃は、家具職人として働き、そのうち大工の仕事にも興味を持ち始め繊細な作業から、大掛かりな建設までなんでもこなせるように努力されたという川井さん。
三味線に使われる、カラクイや駒など自分で作れる部品は全て手作業で作っています。
それぞれにこだわりがあって、今でも試行錯誤しながら三味線作りをしています。


「全てミクロンの世界なんです」とおっしゃる川井さんの三味線は、緻密に計算されつくした勘と技術でパーツ同士を組み合わせるとキチッと組み合わさりまさに芸術品のようでした。
棹と呼ばれる部分には黒檀という硬い木を使い(これがまた非常に高い!)、どの角度から誰が見ても恥ずかしくないような楽器作りを心がけているとおっしゃっていました。
色々と奄美の話や三味線の話などをしていただき、恥ずかしいからちょっとだけとハニかみながら三味線も弾いてくださいました。
私も奄美に住んでいて、三味線に触れる機会も多いので今度ぜひ、三味線を習いたいと思いました!!
そして、川井さんのご好意により、がじゅMarineは川井さんの手造り「Kawai 三味線」(仮名)を販売することとなりました。
まだまだ販売方法など話を詰めてからの販売となりますが、気になる方はどうぞ、がじゅMarineのHPをチェックされてて下さいね!
http://www.gajumarine.com
三味線工房〜今でも現役で三味線作りをしています〜

奄美から突然の訪問に快く応じてくれた川井さん本当にありがとうございました!